先日もアップしましたが、11月にはカリフォルニア州、ポモナでNHRAの最終戦が開催されます。
開幕戦も同じコースなので、近所で2回見られることになりますが、残念ながら私のお目当てのPro Stock Bikeは第3戦まで無いので、開幕戦はイマイチ、テンションが上がりません。 笑
現在のPro Stock Bikeは、ご存じの通りハーレーが優位に立っています。
ハーレーの条件とは、プッシュロッド式である事です。
ただ、今のエンジンを見ると、短いプッシュロッドはあるにせよ、ハーレーとは呼べないスペックですよね。
NHRAのPro Stockレギュレーションは、クランクケースは純正以外NGでした。
ところが、ハーレーがデビューする際、日本車の4気筒勢には全く歯が立たず、プッシュロッドがあればOKで、ケースも削りのアフターマーケットの使用も認められました。
2気筒の最低重量も4気筒より軽くて良かったのですが、それでも日本車より遅かったため、ハーレーのみインジェクションの使用が可能になりましたが、しばらくして開発が進むと、今度は日本車が圧倒的に不利になってしまい、あるレースを境に2気筒の最低重量を30キロ弱増やすことになります。
最低重量は、ライダーとバイクのトータルなので、軽いライダーは重たいバイクに乗らなければなりません。
この場合、ウェイトを積むのですが、ウェイトの位置でトラクションがコントロールできるため、軽いライダーの方が有利だったんですね。
因みに、Pro Stockでは、ウェイトが20ポンド(約9.1キロ)軽量すると、0.1秒速くなると言われていました。
なので、ライダーのプロフィールを見ると、殆どが50キロ台。
女性ライダーも増えてますね。
写真のStar RacingのChaz Kennedyは、168cm 59キロです。
長くなってしまったので、エンジンに関しては2/2でお伝えします。
(記事は、あくまでも個人的経験に基づく物ですので、事実と異なることがあります)