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SCTA Milersメンバー登録してきました
2019/3/3
Bonneville Speed Week, El Mirage Land Speed主催者SCTA(Southern California Timing Association)のクラブの一つ、MILERS(マイラーズ)のミーティングに行ってきました。
SCTAとは、1937年に設立され、ランドスピード(最高速)レースを主催しているアメリカで最も古い団体です。
SCTAを構成しているのが、南カリフォルニアにある9つのクラブです。
クラブによって会費やミーティングの回数も異なり、数十ドルの年会費を支払えば、基本的には誰でもメンバー登録できます。
メンバーになると、BonnevilleやEl Mirageでのイベントへの参加が可能になります。
ランドスピードの起源
1902年にフランスのオートクラブが始めたもので、様々な団体が独自のルールで運営していたため、世界記録というものが認識しずらい状況にありました。
主催者の発足は1902年ですが、記録が残っているのは1898年のバッテリー駆動車で、63.15kmでした。
その後、世界各地で同様のイベントが開催されますが、主催団体は(アメリカでは、SCTA、Auto Club)AIACRのメンバー登録が必要になり、AIACRが記録を一元管理する様になりました。
レギュラーシーズンは、SCTAやBNIが主催していますが、10月のワールドファイナルはFIAルールで行われ、記録はFIAの世界記録として登録されます。
詳細は割愛しますが、SCTAは1本走行して速度を計測しますが、FIAは1時間以内に2本走行し計測区間の平均スピードが記録になります。
クラス(改造の度合い)によりますが、1時間以内に2本走るのはかなり大変な作業で、2016年にホンダのストリームライナーが世界記録を更新した際、インターバルでの車のメンテナンス時間を大幅に削減する必要がありました。
各部のチェック、燃料補給、インタークーラー冷却用の氷の補充等々。
2本走る理由は、風やコースの状況による不公平さを少しでも減らす目的だと思います。 |
ですので、SCTAの記録の方が速いのは納得できますが、個人的にはガチンコ勝負感はSCTAの方がある気がします。
MILERSは1938年に設立され、以来多数の記録を出している、歴史のあるクラブの一つです。
先日訪問した、世界記録保持者のRalph Hudson(ラフル・ハドソン)も、このクラブのメンバーだった事もあり、ほぼ単独行動の私も早速メンバー登録をしました。
メンバーは80人位いますが、今日は50人参加です。
バイク乗りは5~6人ですが、Alp Racing Design (アルプ・レーシング・デザイン)もメンバーだったり、刺激的なミーティングでした。
https://www.alpracingdesign.com/design-pre-unit-frame
4月にはEl Mirageのコース整備や事前車検があったりと、色々手伝う事があるらしいので、出来る限り参加してみます。
話を聞いていると、殆どのメンバーがドラッグレース→ランドスピード(最高速)へ転向していた。 笑
Milers会長のお父さん(Doug 80才)は、一昨年までHosepower Engineeringを経営していて、シリンダーヘッドを作っていましたが、現在はリタイヤしています。
ロードスター(2000馬力)も、息子が走らせていますが、530キロオーバーの記録を持ているそうです。
ま~とにかく感じの良い人ばかりで、長くやって行けそうかな? と感じた一日でした。
今年は、車の仕立てが間に合いませんが、このメンバーの大半がボンネビルに参加するらしいので、見に行ってみよう。
宿は、1年前から予約しないと一杯なので車中泊かキャンプだな…
2019年イベント日程:
El Mirage(カリフォルニア州)
5/18~19
6/9
7/21
9/15
10/20
11/9~11
Bonneville(ユタ州)
8/10~16 Speedweek
10/1~4 World Finals
詳細はこちらで確認できます。
http://www.scta-bni.org/
昨年作ったEl Mirageのビデオはです。